東京の中学受験
都立か?私立か?誰のため?何のため?
一口に中学受験といっても東京には沢山の学校がある。
良く言えば選択肢が多く、aki.に合った学校を選ぶことが出来るのだが、逆に選択肢が多過ぎて選び切れないのも確か。
僕が育った田舎では学校もそこまで多くは無く、目安となる偏差値もきれいに分かれていたので志望校が割と簡単に決められた。
aki.を受験させようと思ったとき、まず最初に悩んだのは都立か私立かということ。
私立は学校によって教育方針や校風が違うので一まとめには出来ないが、都立に関して簡単にいうと、将来のリーダー人材の育成ということもあり、単純に問題を解く能力だけでなく自分の考えや意見を加える個性が求められているらしい。
男親はこの”将来のリーダー”とか”個性”という言葉にめっぽう弱い。
かわいい我が子がリーダーとして活躍する将来を妄想しニヤけてしまう。
しかも僕はステレオタイプの親バカなのでaki.は想像力に長け、黙々と出された問題を解くよりも自分の主張を述べる方が得意だと思っている。
(もちろん黙々と問題を解くことは受験において必要です。)
「じゃ、都立でいいんじゃない?」と思うのだが、求めらている子供のタイプが私立と異なるということは対策も異なるわけで、試験内容も全く違う。
僕も都立の過去問を見ましたが、回答者の意見や考えを織り交ぜて答える問題が多く、単純に正解不正解を決め辛い内容だった。
周りから「都立は頭が良ければ受かるというものではない」という話も聞く。
「2年間も頑張って勉強したのに試験に落ちるのは可哀想。」
「私立も併願するか。」
「併願?塾はどうする?都立向け、私立向けどっちにする?」
こんな考えが頭をめぐる。
途中から”通わせたい学校が有るから受験する”から”受験させて合格するために学校を選ぶ”に変わっている。
誰のため?何のため?
小学4年生のaki.が答えを出すのはまだ難しく、代わりに親が考えなければ。
どうやら親としても少し頭を冷やして整理する必要がありそうだ。
HAL.
2023年への一歩.
2年後の中学受験に向けて
2021年。
マスクを着用して一日の大半を過ごすことが日常となって早一年。
去年開催されるはずだったオリンピックも未だ宙に浮いた状態で、当選したチケットに至っては額に飾るしか使い道がなさそう。
そんな中、ウチの子(aki.)も春には5年生になる。
最近改めて考えることが中学受験について。
ちょうど1年前、妻は友人などから受験について色んな話を聞き、aki.が学習塾に通っていないことにチョット焦っていたけど、当の本人は「受験って何?」って感じでした。
まぁ、中学校って言われても小3のaki.からすれば遠い先の話だったはず。
全くイメージ出来てないし、むしろ家で友達とオンラインゲームしてる方がリアルな日々。
学校のテストの点が悪くても大して凹む事も無かったかな。
でもそれって普通の子供だと思う。
僕はそれでいいと思っていて、心の中では小学校くらい自由に遊ばせてやりたいって思ってる。
今はコロナ禍で大変だけど、出来ることなら友達と外で走り回って膝を擦りむいて「お腹すいた〜」って帰って来るくらいの方が微笑ましい。
とはいえ、今頑張ればこの先数年間のアドバンテージを少しだけ得られるということも確か。
親である以上、子供に辛い思いをして欲しくはないし、経験値からのアドバイスはしてあげたい。
だからこそ僕は一緒に悩む。
周りからすると遅めのスタートだけど家族で協力し合って頑張ります。
果たして2年後の春、aki.には桜が咲くのでしょうか?
HAL.